乾たつみのコスコラ!! ~その32~ 海外イベント体験記 -アメリカ編-その1/ Tatsumi’s Cosplay Column vol.32


こんにちは、キュアの乾たつみです。

私が初めて海外のコスプレに触れたのはアメリカの「Anime Expo」でした。
2008年なので、今から10年前ですね。
「Anime Expo(通称AX)」は、ロサンゼルスのコンベンションセンターで開催しているアニメイベントで、アメリカでも有数のビックイベントで多くのコスプレイヤーが参加していました。
最近では、新規アニメ作品の先行上映など、トレンドの発信するくらい日本でも注目されるイベントになっています。

10年前は、今ほど「コスプレ」がオープンな趣味ではなく、どちらかと言うと周りにひた隠しにする趣味と言ったニュアンスが強い傾向がありました。
その中で、アメリカで触れたコスプレの「オープンさ」に驚きました。
ホテルや自宅からコスプレで会場まで向かう様や、コスプレのままファミレスに入ったり、街角で一般の方らから写真をお願いされたり、声を掛けられたりと、今でこそ日本での街コスで見られる光景ですが、当時は凄くカルチャーショックでしたよ。
街中の普通の市民が「一緒に写真を撮ってくれ」とか、気軽に声を掛けてくれて凄く嬉しく、楽しかったです。
※会場であるコンベンションセンター。広さは、ほぼ幕張メッセと同じ。


そんな中で、驚き、慣れなかったのが「ハグ」文化。
日本では「ハグ」なんてやった事もなかったので、もうドキマギでした。
会場や周辺では、見知らぬ人でも、好きなキャラのコスプレをしていたりすると躊躇なく抱き付いてきます。
ハグされた時に、こちらもどれくらいのハグし返しならセクハラにならないのか、真剣に悩んだものです。
ある時、巨漢の乱菊レイヤーさんに10メートルほどの助走をつけた”ダッシュハグ”をされた時には、思わず腰を落としてぶちかまされない様に構えてしまいました。
色んな意味で「ハグ」文化の洗礼を受けた気がします。
慣れてくると加減も分かるようになり、今では自然なハグを取得した(と思います)

会場内では「ウッーウッーウマウマ(゚∀゚)」が大流行していました。(もはやクラシック?)
先頭が大きなラジカセを肩に担ぎ、会場内を練り歩くと、その後ろにイベント参加者やコスプレイヤーが数珠つなぎに連なり、どんどん増加しつつ踊りついていく様子は、なんか「サバト」みたいでした。
日本のイベントでやったら規約違反で1発NGですけど、おおらかなアメリカなら許容範囲内なのでしょう。

日本の常識を根本から覆すのがアメリカイベントの第一印象でした。
次回は、イベントの中身について紹介します。

後半に続く。


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[筆者紹介]
乾たつみ(Tatsumi Inui)
Cure WorldCosplayの中の人。コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。
世界で開催されているコスプレコンテストの審査員やメディアでコスプレの解説員を務める傍ら、コスプレステージ普及にも努めている。
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