乾たつみのコスコラ!! ~その40~ 海外イベント漫遊記 -中国編-/ Tatsumi’s Cosplay Column vol.40


今回は中国のイベント体験のお話をします。
中国は人口も多く、コスプレイヤーも多いです。
その分、ハイスペックなコスプレイヤーさんも多くいらっしゃいます。
イベントでの撮影文化も日本とは少し違う部分もありますので、今回はその辺りも含めて書いてみましょう。

私見ではありますが、日本のアニメや漫画のイベントは中国を上下に半分で分けると下の方に集中しているように思えます。
上海、香港、広州、成都、重慶など。
もちろん上側の都市でも開催はされています。北京とか西安とか。

広州で最大規模のアニメ、漫画、ゲームのイベント「蛍火虫アニメカーニバル(广州萤火虫动漫游戏嘉年华)」や上海の「AnimeprTy」での体験です。
兎に角、中国の会場はデカい!それが私の第1印象でした。

※蛍火虫アニメカーニバルの会場になった琶洲国际会展中心(東京ドーム13.7個分)

広い敷地のおかげか、結構コスプレイヤーが参加しているにも関わらず、ゆったりと撮影出来て、基本的には囲み撮影が多いです。

並びが無い代わりに、カメラマンがモノボックス(自立式フラッシュ」を持ち込んで、会場の一角を即席のスタジオを設営してガッツリ撮影しているのは驚きでした。
広大な会場ならではの撮影環境なのでしょうね。

ステージでは、コスプレのパフォーマンスコンテストが開催されていました。
日本のコスプレパフォーマンスステージでは、チーム編成が平均3~4名ですが、中国では20名近くいるチームもざらです。



あと、大きな「書き割り(背景などを書き込んだ大道具)」を巧みにつかって、場面転換や登場人物の目隠しをするのも、中国パフォーマンスステージの特徴だと思います。



中国のコスプレパフォーマンスチームは劇団のように分業制になっていて、衣装やメイク、ウィッグセットのアーティストがいて、舞台に立つコスプレイヤーは寧ろアクター的な役割でした。




パフォーマンス内容はスキッド(寸劇)や演劇の方が多くダンス系の方が少なく、日本のコスプレパフォーマンス界とは真逆の状態でした。
その分演目時間も15~30分くらいで、長いものになると1時間くらいやっている事があります。
ゆえに出演チーム数の割には、審査員の拘束時間が長いステージもありました。

中国もコスプレ衣装のオーダーメイドが安く、若いコスプレイヤーも既製と共にオーダーメイドの衣装でも、コスプレを楽しむ方が多いです。
日本人にとっては羨ましい限りですね。


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[筆者紹介]
乾たつみ(Tatsumi Inui)
Cure WorldCosplayの中の人。コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。
世界で開催されているコスプレコンテストの審査員やメディアでコスプレの解説員を務める傍ら、コスプレステージ普及にも努めている。
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