Tatsumi’s Cosplay Column vol.55



こんにちは! CureWorldCosplayの乾たつみです。

コラムも1年以上書き綴って来たわけですが、ここら辺で自分が30年携わってきた「コスプレ」について思う所を書いてみたいと思います。

■コスプレの範囲

コスプレの定義は曖昧で、このラインをクリアしたからコスプレイヤーと名乗って良いと言った明確な条件って無いのですよ。
その為、「いま日本で(あるいは世界で)コスプレイヤーって何人いるのですか?」の質問の答えは専門家によってまちまちになってしまいます。

「アニコス(アニメキャラの完全コスプレ)をしてこそコスプレイヤーだ!」という方も居れば、「ユニコス(制服系コスプレ)だってコスプレだからコスプレイヤーだよ!」とか
「ゴスロリとかファッション系だってコスプレに分類される」とか「猫耳だけでも気分はコスプレイヤーさ」など、解釈の範囲が広い!

乾的には、「コスプレ」とは、コスチューム・プレイと読んで字のごとく「身にまとう物で気分が高揚」すれば「コスプレ」と判断しています。
極端な話、一張羅の勝負服で気合が入れば、それは「コスプレ」の範囲に入ると思っています。
キュアに「私服」や「ポートレート」を許容している所以ですね。

■コスプレ適齢期

コスプレイヤーの約9割は女性と言われています。最近、男性のコスプレイヤーも随分と増えましたが、未だに2割には届かないでしょう。
昔は「20歳になったらコスプレ卒業」など言われてましたが、今は30,40になってもコスプレを楽しむ人が増えました。
親子でコスプレとかも珍しくなくなってきましたね。

「憧れ」や「楽しむ」事に適齢期は無いと思っています。
コスプレする対象のキャラクターやモチーフは当然、年齢と共に変化して10年、20年前と同じ観念でコスプレをするのは厳しいという現実は理解しています。
その時の自分にあったキャラクターやモチーフを選べば、いくつになってもコスプレは楽しめると思いませんか?
コスプレイヤーなんて大概が年齢不詳ですからね。

■「生涯現役」の意味

乾はよくコスプレの引退について聞かれると「生涯現役」を口にします。
別に今わの際までコスプレイベント会場に居たいとか、撮影スタジオを息を引き取りたいとそんな意味では無いですよ(単なる迷惑行為ですから)
東京コミコンの立役者、マーベルコミックの原作者にしてマーベル・メディア名誉会長、故スタン・リー氏の言葉で

「5年後、自分が何をやっているかは想像できない。映画を制作しているかもしれないし、街角でリンゴを売っているかもしれない。自分でも分からないんだ。ひとつだけ確かなのは、今、とてつもなく楽しいということだけ」

と言う名言がありました。

いつになったら引退する、コスプレを辞めるを考えながらコスプレをするのではなく「今この瞬快のコスプレを精一杯楽しむ」を繰り返していき、出来なくなったら辞める。
辞め時を設定しないので「現役」を続けるという意味なのです。

もちろん、自分で区切りをつけて、そこまでコスプレを楽しむスタンスの方は計画的な人生メリハリをつける実行力のある方と尊敬しています。
そういう生き方にも憧れますが、自分の性格上おそらくまた舞い戻ってしまうだろうなと・・・
それなら無理しないで「生涯現役」の気持ちで今のコスプレを楽しみ続けたいと思います。

自分がコスプレを出来なくなっても、コスプレに携われる事が出来たなら、それも自分の中では現役続行中です。
なんか本当にコラムっぽくなってきた所で乾のコスプレ持論は、ここまでに。

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[筆者紹介]
乾たつみ(Tatsumi Inui)
Cure WorldCosplayの中の人。コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。
世界で開催されているコスプレコンテストの審査員やメディアでコスプレの解説員を務める傍ら、コスプレステージ普及にも努めている。
【SNS】
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