Tatsumi’s Cosplay Column vol.82
こんにちは、Cure WorldCosplayの乾たつみです。
ちょっと前までは「コスプレは趣味の世界だから、コスプレでお金を稼ぐのは悪」と言った風潮がありましたが、最近では、自己紹介欄に「お仕事の依頼はメールかDMで」と書いているコスプレイヤーさんのSNSを良く見かけます。
価値観の偏移がここにも。
趣味には、物や金銭、時間を消費する趣味と、金銭、時間を消費して物を作りだす趣味の2種類あります。
前者は、ゲームとか映画鑑賞とかは、物は残りませんが「楽しかった」と言う気分が残ります。
ゲームは途中、苦労する事はありますが、結果を出せれば「嬉しい」ですよね。
後者は、絵や漫画を書いたり、華を活けたり、アクセサリーを作ったりして、出来上がり品を見たり、人に評価してもらって「楽しい」時間を得ます。
コスプレ写真を自分の周りの方や、コスプレに理解ある同じ趣味仲間の中でだけ評価してた時分は前者の趣味でしたが、多くの人から評価され、需要が出た時点で、コスプレは「作品」と言う物になります。
趣味で書いてた絵や作ったアクセサリーを「売る」のも、需要があるので売買が成立し「趣味で稼ぐ」事になります。
同じくコスプレも趣味ではあるが、需要があるなら「趣味で稼ぐ」のもありだと、私は考えます。
コスプレで稼ぐには「コスプレ写真」や「コスプレ衣装/小道具」などの作品を商品として提供するパターンと、コスプレイヤーとしての「自分」を商品として提供するパターンの2種類になります。
「自分」を商品化するとは、コスプレイヤーとしてイベントやステージ、メディアに立つ「コスプレコンパニオン」のお仕事になります。
世間一般的に「プロコスプレイヤー」と言うのは「コスプレコンパニオン」や「グラビアアイドル」の意味合いの方が強いでしょう。
ともあれ趣味の世界でも、それに需要があれば供給はありだと私は考えます。
そして、商売には「責任」と「ルール」があるので、そこは順守しましょうね。
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乾たつみ(Tatsumi Inui)
Cure WorldCosplayの中の人。コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。
世界で開催されているコスプレコンテストの審査員やメディアでコスプレの解説員を務める傍ら、コスプレステージ普及にも努めている。
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