乾たつみのコスコラ!! ~その78~ ロケ撮影ってどうするの?
こんにちは、CureWorldCosplayの乾たつみです。
五月晴れかと思うと真夏の暑さに見舞われる今日この頃如何お過ごしでしょうか?
6月に入ると梅雨の到来。梅雨の時期は室内スタジオや室内イベントがメインになりますよね。
その前に「ロケ撮影」がしたい!
でも、どうやって?
とか、ロケ撮影の注意点ってなに?
と言った所を今回は書いてみたいと思います。
【ロケ撮影の種類】
自分でロケーションを探すのは面倒、ロケ撮影申請をするのが面倒。
そんな方は、イベント型のロケ撮影がお勧め!
他にもコスプレイヤーやカメラマンが居るので安心ですね。
◆ロケ撮イベントを開催しているコスプレイベント団体
こすなび
https://cosnavi.biz/
ココフリ
http://cocofuri.net/
公園や山や河川敷などは、管理団体や市町村が管理している事が多いです。
ごく稀に個人や企業所有もありますが…
だれが所有しているか分からない時には、撮影したい場所の近くの役場に行って聞きましょう。
「撮影申請」を出せば、無料の所が多いです。
提示される諸注意はしっかりと守りましょう。
神社仏閣も社務所との交渉になります。
中には、はじめからコスプレ撮影歓迎のお寺や神社もあります。
大変貴重な場所なので、最新の注意を払ってロケ撮を楽しみましょう。
◆ロケ地を案内してくれている便利なサイト
ロケなび!
http://locanavi.com/
スペースマーケット
https://www.spacemarket.com/event_types/film_shoot
鳥取中部コスプレ受入コンシェルジュ
http://www.nashinohana.com/cos/
【ロケ撮影の心得】
現地の下見は必須です!
どこになにがある、どのロケーションで撮りたい、そこまでの移動経路など。
下調べをしておかないと、せっかくのロケ撮が不発に終わる事が多いです。
季節によっても変わってきますので、撮影日に近い日程でロケハンを行うのがベスト。
イベントやスタジオと違い着替え場所が無いので、車の中か簡易テントを用意する必要があります。
公衆トイレでのお着換えやメイクは厳禁!
自宅や宿泊遠征でのロケならホテルで着替えた状態で、車を使ってロケ地に行くのも手です。
自分のゴミは必ず、現地で捨てないで持ち帰りましょう!
可能なら、現地に落ちているゴミも拾って持ち帰り捨てると、コスプレイヤーのイメージも向上し、今後のロケ撮影もスムーズになるでしょう。
反対に、現地でゴミを捨てて帰るような事を続けると、ロケ地の撮影許諾が受け辛くなることがあるかも。
一人ひとりのちょっとした心遣いが大切ですね。
ロケ地には、一般の方も入りこむ事があるでしょう。
いくら撮影許可を取っているとは言え、道を塞いだり、景色を塞いだりするのはNGです。
歩行人を見かけたら、そく撮影を中断して、道を空ける。「どうぞ、お通りください」と声がけする。
あと、花壇や垣根、ロープの張っている内側には、絶対に入らない事!
構図や写真のクオリティを上げたい気持ちはわかりますが、ルールを守った上での最高の構図を目指しましょう。
野外ロケは近くに救護室があるとは限りません。むしろ無い事の方が多いです。
なので、自分の体調は自分でしっかりと整えないと、自分だけでなく周りに多大な迷惑を及ぼします。
テンションが上がって、ついつい無茶なアクションをしたり、長時間のポージングを取ったり、水に入ったり。
その結果、足を捻挫したり、熱中症や低体温症を引き起こしたりする事があります。
もうちょっとと思う所で切り上げるのが良いでしょう。
特に川の水は、夏場ですら非常に冷たく、上と下とでは流れの速さがちがうので、足を取られ転倒、急激な温度差でショック症状を起こすケースもあります。
自然を相手にしている撮影ですから、以前話した雪ロケと同じくしっかりと睡眠を取って体調は万全にして望みましょう。
ロケ撮影の基本は朝から撮影に入って2時か3時には終了が望ましい。
山中や山際などでの撮影は、日没が早く、周りが一気に暗くなるので、移動に危険が伴う可能性があります。
夕日を背景におさめる撮影の場合、ライトなど、それなりの準備をして行くと良いでしょう。
私も夕方撮影を準備なく行い、帰り道で苦労した経験がありました。。(汗
刀や銃系の小道具は、鞘やホルスターに入っていたとしても、そのまま持ち歩くのは避けましょう。
面倒でも、布に包んだり、カバンに入れて持ち歩くことをお勧めます。
なにも知らない人から見れば「山の中に刃物を持った不審者」扱いとして通報レベルのものですから。
ロケ撮影では、得てして奇跡的とも言える写真が撮れる事が多いです。
写真の出来をカメラモニターでチェックした時に、思わず歓声をあげる気持ちになるでしょう。
しかし、そこはグッと押さえてください。
自然の多い中では、人の奇声は結構遠くまで届きます。
声を聞きつけた方が何事かと駆けつけてくるケースも。
ほどぼどの声で喜びを表現しましょう。
ロケ撮影は、とても楽しいです。世界観を再現した素敵な写真がいっぱい撮れます。
だからこそ、マナーを守って次回も気持ちよく、みんながロケ撮影出来るよう心がけましょう。
<<コラム Vol.77へ戻る | go back to Vol.77>>
乾たつみ(Tatsumi Inui)
Cure WorldCosplayの中の人。コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。
世界で開催されているコスプレコンテストの審査員やメディアでコスプレの解説員を務める傍ら、コスプレステージ普及にも努めている。
【SNS】
Cure WorldCosplay @tatsumi_inui
Twitter @tatsumi_inui
Facebook @tatsumi.coser
Weibo @2524198910