乾たつみのコスコラ!! ~その54~  コスプレとブロックチェーンのお話


こんにちは!Cure WorldCosplayの乾たつみです。
今回は、コスプレのちょっと先の未来のお話をしてみたいと思います。

現在のコスプレイヤーの評価基準はSNSのフォロワー数に左右されるケースが多いです。
数字として見やすい、比べ易いメリットがある反面、企業がコスプレイヤーにお仕事を出す案件によっては、その数字があまり意味をなさない場合もあります。

SNSでのインフルエンサーとしては、フォロワー数が多いに越した事はありません。
が、広めたい商品によっては、フォローしているユーザーの属性に左右されるケースもあります。
例えば、コスメ商品をフォロワー数の多い女性コスプレイヤーに依頼するとします。
しかしながら、フォロワー数の9割が男性だった場合、あまり効果は望めませんよね?
でも、企業側も一々、依頼対象のコスプレイヤーさんのユーザー属性を調べるて行くのは労力が掛かり過ぎるのが現状。

で、話は飛ぶのですのでが、世の中には『ブロックチェーン』という新しい技術があるそうで。
ちょっと金融に詳しい人だと、「あぁ、仮想通貨のアレか」とおっしゃる方がいるでしょう。

仮想通貨の取引に使われるシステムなのですが、別に仮想通貨にだけしか使われない訳ではないです。
相性が良いので、仮想通貨の取引によく使われているだけなので、=(イコール)では無いのですよ。

詳しくはネットや本で紹介しているので、ここでは簡単に説明します。(詳しく突っ込まれても困るのでw)

「ブロックをチェーンで繋いでいるシステム」

・・・まんまです。
「ブロック」は台帳と表現しているサイトや本が多いです。
台帳だとイマイチしっくりと来ないので、別の表現をすると「記録」ですね。

Aさんと言うコスプレイヤーさんが、何月何日にこの商品のインフルエンサーをしました。とか、ステージのパフォーマンスをしました。とか、企業のコンパニオンをしました。とか色々な種類の情報が、1つ1つの「ブロック」に記憶されます。
で、その情報が、チェーンによって連結されていきます。
その結果、Aさんはどんな事が出てて、得意なのかのパラメーターが出来る訳ですよ。

ここまでは、従来のシステムでも出来る事なのです。
じゃあ、ブロックチェーンシステムを使ったら、なにが良いの?と言うと…

データの改ざんがされない(されにくい)!
何故改ざん出来ないのかの技術的な話はググってください。
今は、とりあえず、誰か個人の手によって偽の記録に置き換わらないと思ってください。

Aさんについての正確な情報パラメーターを、過去の情報からグラフ化可能なのが、ブロックチェーンシステムです。

で、このパラメーターがあれば、結構お仕事に繋がりやすい。
ここで、先ほどのSNSのフォロワー数値のお話に戻ります。
フォロワー数は、そのコスプレイヤーさんの「写真」やご本心様が好きで集まってくるのが、殆どで、コスプレイヤーさんが、何でもできる能力値では無いと言う事。
そのコスプレイヤーさんの能力値は、ブロックチェーンシステムで集められた正確なパラメーターデータの方が役立つと思います。

■ブロックチェーンシステムのメリットはパラメーターデータだけ?

他にブロックチェーンシステムとコスプレイヤーの親和性って無いの?と問われると、実はもう一つ期待する機能があります。

「著作権の保護」

写真の登用やなりすましなんて、インターネットに掲載した時点で覚悟しとけと、理不尽な常識が付きまとってきました。
中にはヤフオクの着用イメージに自分のコスプレ画像が盗用されていたり、風俗のチラシやバナーに使われていたりと…

コスプレ写真の中に、コスプレイヤーやカメラマン、衣装や造形クリエイター、スタジオなどの情報を詰めたブロックデータ(台帳や証明書)が発行されれば、これは自分の写真です!と言える情報が入っているので、盗用やなりすましを抑制出来ます。

などなど、コスプレとブロックチェーンシステムって結構相性が良いのがお分かり頂けたかと思います。
コスプレの未来は明るく安心出来る要素が今後、どんどん増えてくるというお話でした。

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[筆者紹介]
乾たつみ(Tatsumi Inui)
Cure WorldCosplayの中の人。コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。
世界で開催されているコスプレコンテストの審査員やメディアでコスプレの解説員を務める傍ら、コスプレステージ普及にも努めている。
【SNS】
Cure WorldCosplay @tatsumi_inui
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