Interview #001 〜カメラマン 「宮藤はる」 さん〜 / Interview#001 -Photographer Haru Kudō –
Interview #001
〜カメラマン 「宮藤はる」さん〜
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今回は第一線でご活躍されている「カメラマン」さんにインタビューさせてもらいました。連載記念!第1回目は、人気イケメンカメラマン「宮藤はる」さんです。(個人的にも仲良くさせてもらっています^^)過去、ご自身もコスプレをしていた経験を活かし、現在ではカメラマンとしても活動し多方面でご活躍されています。そんな彼にたくさんの質問をしてみましたので彼の素顔をご覧ください^^
◾️カメラマンを始めたきっかけとカメラマン歴を教えてください。
>>>コスプレイヤーの存在を作品化したいと考えていた頃、知人からカメラの魅力を伝えられ、すっかりハマってしまいました。カメラマン歴は約3年になります。(2017年10月現在)
◾️カメラマンとしての活動内容を教えてください。
>>>プライベートでは創り込みの創作・コスプレ撮影がメイン。仕事ではファッション・イベントを始めとした人物撮影、愛犬や愛猫といったペットの写真撮影も行っています。
◾️普段、良くご使用されるカメラは何を使っていますか。
>>>現在は使用しているカメラは6台あり、全てCanon製品を使用しています。私のメイン機は1DX-MarkⅡですね!!
◾️カメラを選ぶポイントがあれば教えて下さい。
>>>最初はいつでも気軽に持ち歩ける重さであることでしょうか。
「楽しい」ときにいつでも傍に置けて、その「楽しい」を自分の手で形に残せること、そこが一番大切だと思います^^
◾️はるさん一押しの「カメラ、機材」があれば教えて下さい
>>>カメラならCanonかNikonですね、理由としては使っている人が一番多いからです。使う人が多いということは何か困ったときにすぐに聞くことができますから、「この機能はどう使うのかな」、「このアクセサリーを使いたいのだけど使えるのかな」と思った時に、身近な人から実体験に基づく回答が得られやすいので、より気軽に楽しく撮影することができると思います。
◾️撮影時に一番心がけていることがあれば教えてください
>>>美しく撮ることですね。カメラマンに「ブサイクに撮ってほしい」と頼む人はいないと思います。たとえ後で諸事情??? により加工が入るとしても、まずは「綺麗に撮る」、レイヤーさんを「しっかり盛る」そこが大切だと思っています。
◾️撮影時に使うテクニックなど教えていただける範囲で教えください。
>>>多くのカメラマンが使う方法に「光で挟む」という方法があります。レイヤーさんの顔を中心に、ストロボで左右、もしくは上下に挟む。すると肌のシワや肌の質感が目立たなくなります。
一灯しか持っていない方や自然光で撮る方は、光の反対側が白い壁になるように立ってもらったり、レフ板を使って光を返してもいいと思います。多くの方が嫌がるほうれい線などのシワは、光によってできる「影」なので、影に光を当ててあげることでシワを薄くすることができます。
◾️撮影時に特に「こだわってる」事はありますか。また、その理由も教えて下さい。
>>>世界観をしっかり創り込むことです!!!
コスプレイヤーさんを撮る一番の醍醐味は、「モデルさんの魅力×作品やキャラクターの特徴・背景」をどう写真として表現するかだと思っています。
例えば、男性アイドルのステージ衣装を和室で撮りたい人はいないでしょうし、鎧を纏ったキャラをステージの上で撮りたい人も少ないでしょう。作品やキャラクターの個性を考慮したうえで、モデルさんが最も映える絵を考える、あーでもないこーでもないと考えたその結果、納得の一枚が仕上がった時がとても嬉しいですね。
◾️カメラマンをして驚いたことや、良かったことがあれば教えて下さい
>>>良かったことはとにかく多くの方に関われることでしょうか。
私はお酒が好きなので、交流の場が増えたことはとても嬉しいです^^
◾️はるさんの最近の活動を教えて下さい
>>>創作も多いですが、「Nier:Automata」、「A3」 、「刀剣乱舞」、「ONEPEACE」などを撮影させて頂きました。「SINoARICE」の撮影が4本ありました。ロケ先に大量の小道具を運ばないといけないので事前の準備は大変ですが、とても楽しみです^^
◾️今後どんなローケションで、どんなレイヤーさんを撮影したいですか
>>>私は既存のロケ先やスタジオを様々な小道具で自分の世界に創り込んでいくのが好きなのですが、その世界に入り込んでくれるレイヤーさんを撮影したいですね。あとは活き活きとした表情ができるレイヤーさんも撮っていて楽しいので是非撮影させて頂きたいですね^^
◾️最近一押しのコスプレイヤーさんがいれば教えてください
>>>373さん。可愛いキャラから少し強めのキャラまで、幅広く演じ分けるコスプレイヤーさんです。
自分にとても厳しく、撮影前のコンディション管理のときは周りが心配するほどストイックになるときも多いですが、色々な面で信頼している友人です。
辛口ですが、良い子なので皆さんよろしくお願いします。
◾️おすすめのカメラマンさんをご紹介お願いします。
>>>harryさん
私がコスプレ界隈に入ったときに初めて知り合ったカメラマンさんで当時から今までずっとお世話になっています。
◾️今まで撮影した中で、おすすめのローケションやスタジオがあれば教えて下さい。
>>>先日お伺いした静岡のノンアートさんは自由度も高くて楽しかったです、ロケ先なら千葉県が撮影許可に対しても寛容でよくお世話になっている地域です^^
「Non-Art Photo Studio」
・廃墟ブース
・酒場ブース
・花の壁ブース
などあります!ぜひURLから覗いてみてください!
◾️はるさん!!!今までで1番(最高)の写真をください。
>>>今回「SINoARICE」のコス写真集を作ろうと考え、その表紙候補にと撮影したのがこちらの写真です。スクエニの皆さんにはお渡ししたのですが、Twitterなどではまだ未公開の写真です。
私の「SINoARICE」のコス撮影では消え去る命、虚ろな悪夢を映し表現する意味で火を多用しています。セットを作るとき画面内の小道具一つ一つに小さな意味を付けているのですが、この写真は写真集内一枚一枚のテーマを詰め込んだものになっています。想像して楽しんでもらえたら嬉しいです^^
◾️これからカメラを始める人に一言お願いします。
>>>ファインダーを覗けばそこはもう別の世界です。
何を覗き、捉えるかは貴方の目と人差し指に掛かっています。
自分だけの「楽しい」を最高の形に残しましょう、良い撮影ライフを。
◾️宮藤はるさんにとって「カメラ」とは
>>>言葉のようであり、穴から覗いた物語のようなものでもあり、ただただ肩が凝る鉄の塊でもあり・・・。
でも何となく手に取って出掛けたくなる、そんな黒い塊です。
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宮藤はる (本名:Osei Kudo)
2015年より仕事でカメラを握る傍らコスプレ撮影を始める。
2016年は年間撮影本数が150本を超え、ほぼ連日撮影と現像の日々を過ごし、2017年は撮影本数を絞り創り込み撮影メインに移行。コスプレでは初の写真集『モノガタリ(仮)』を制作中。
・撮影などのご依頼先
twitter:kudo0205
Maill:ousei0205@gmail.com
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English version of this interview is HERE.