Tatsumi’s Cosplay Column vol.75
こんにちは、Cure WorldCosplayの乾たつみです。
ゴールデンウイーク中、ニコニコ超会議を初め様々な大型イベントがありました。
今週末5月12日の池袋開催される“Ultra acosta”や、19日に名古屋で開催れる“ホココス”などにも、多くのコスプレイヤーやカメラマンが集まります。
色々な方から撮影を頼まれたり、普段はSNS上でのお付き合いのコスプレイヤーやカメラマンなどを直接お会いする機会を得てテンションが上がる事でしょう。
普段のスタジオ撮影会とは違った楽しみも多いですよね。
しかし、その反面、大型イベントには沢山の人が訪れますので、トラブルも他の小さなイベントやスタジオ撮影会より発生する頻度もあがることでしょう。
「いつもならこれくらい大丈夫」の判断がトラブルの原因にもなりますので、譲り合いの精神やゆったり行動を心がけましょう。
今回は、大型イベントを楽しむ為の注意点をご紹介します。
人が多い分、撮影スペースは限られています。また人も多く混雑するので、アンブレラや大型のレフ版などは、持って歩くのに向いていません。
カート移動も大変です。手で持てる範囲での撮影機材がベストでしょう。
自分は力技でなんとかなっても、周りが迷惑する事もありますしね。
キャラに対するリスペクト率の向上。その気持ちはよく分かります。
でも、それはスタジオ撮影などの閉鎖空間でやりましょう。
囲み撮影なんかになると、ローアングラーのターゲットになったり、一般の方からのナンパ行為やセクハラ行為を受ける可能性があります。
普段使用しているアンダースコートより、ショートパンツなどを着用して防御しましょう!
ある程度、仕切られたコンベンションセンター内での武器携帯は、そこまで制限は厳しくありませんが、街イベ系での武器携帯は注意しましょう。
特に日本刀などの模擬刀の場合、腰に帯刀しているだけで注意を受ける可能性があります。
撮影時以外は抜刀しない。なるべく刀や槍などの武具は縦持ちにして移動しましょう。
刀袋に入れての移動が一番ベスト!!(メンドクサイですけどね…)
イベントに登録しているカメラマンの場合、撮影時に一声掛けてからの撮影が徹底されています。しかし、街イベントなどの大型イベントの場合、イベント規約を知らない通りすがりの一般の方も多いために、勝手に撮影される場合があります。
「盗撮だ!」とヒステリックに対処するより「撮影は有料なんですよ」とお教えてあげましょう。
それでも、しつこく撮影してくる場合には、イベントスタッフに通報しましょう。
大型イベントは色々な人と会ったり、撮影されたりなど、楽しくてついつい時間を忘れがちになりますが、イベント終了間際の更衣室は鬼ほど混みます!
更衣室終了時間は、その時間までに更衣室に入れば良いのではなく、その時間までにみんな退出する指定時間です。
「着替えは15分で終わるから、終了時間の15分前に更衣室に向かえばいいや」とか…荷物の受け取りや更衣室の並び時間などの所要時間を忘れてませんか?
スタジオや小さなイベントなら30分前に更衣室への移動開始でも間に合うかも知れませんが、大型イベントの場合、1時間前を目安にして移動しましょう。
最近、イベント中の傷害事件をよく耳にします。
コスプレイヤー同士、カメラマン同士、一般の方とのケンカ騒ぎ。
色々なパターンはありますが、カッとなっても、まず落ち着いて。危ない際には近くのスタッフやイベント運営本部の方に移動しましょう。
対人トラブルは、時間も物理的にも肉体的にも一番損をしますから。
あと、5月、6月と言えど、気温や湿度の高い日には『熱中症』に気をつけましょう。
とくにコスプレ衣装なんて通気性をまったく考えてない場合も多いので、ペットボトルを持ち歩き、首筋やわきの下などを、冷えピタシートでクールダウン出来るように準備しておくのも良いでしょう。
気分が悪くなったら、無理せずにすぐに休憩を取りましょう。
囲みや撮影を受けてる最中だって、ちゃんとカメラマンに言えば、すぐに撮影を中断してくれますからね。
以上を注意して、大型コスプレイベントで楽しみましょう♪
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乾たつみ(Tatsumi Inui)
Cure WorldCosplayの中の人。コスプレ歴は四半世紀のコスプレイヤー。
世界で開催されているコスプレコンテストの審査員やメディアでコスプレの解説員を務める傍ら、コスプレステージ普及にも努めている。
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